GISを使った地形・地質の調査解析はいかがですか?
地理情報システム(Geographical Information System; GIS)は、地球上の事象をその位置情報に基づいて図化することにより、事象の分析や管理などを行う情報技術です。地球上の事象とは、人(生活・経済・インフラ・防災…)、自然(環境・生態・災害…)、歴史(史実・史跡・変遷…)やそれらの未来も含めた様々なものが対象となります。
地質調査は地球科学や地盤工学の分野において調査や解析を行うことですので、地球上の事象に深く結びつきます。このため、GISは地質調査という仕事にとても有用ですが、現状ではそれほど積極的に活用されていないようです。
ここでは、地質調査におけるGISの活用事例など、GeoStudio琥珀舎の技術をご紹介します。是非、これからのみなさまの仕事にお役立て頂ればと思います。
地形・地質の調査や解析のためのベースとなる地質図や地形分類図等の基礎資料を既往データや調査成果から作成。
基盤地図情報やシームレス地質図などの公開データ、地表踏査や空中写真判読などの調査結果から、解析・検討のためのベースマップを作成し、目的に合わせた地図様式に加工・表現します。
☆テーマ地質図☆地域地質図☆流域地質図☆地形立体図☆地形分類図☆データ集約図
工学的に様々な問題を抱える沖積地盤を広域に評価。
沖積地盤の強度や分布特性は、形成時の堆積環境や応力履歴により決まるため、地盤解析にその地域の地史の検討という視点を取り入れます。また、近世以降の人工的な地形改変も地盤評価の手掛かりとなりますので、旧版地形図等を使った地形解析も行います。
☆沖積層の堆積モデル☆柱状対比図☆地質断面図☆地形発達史☆地形(河道)変化図☆人工土地改変図
様々な公表データ(地図情報やメッシュデータなど)を活用し、調査・解析に役立つ地質資料にカスタマイズ。
データを図化してデータベースを作成すると共に、基盤地図情報やレーザープロファイラーなどの数値標高モデル(DEM)を活用し地形解析も行います。
☆10mDEMによる流域区分図☆メッシュデータから作成した降水量分布図☆メッシュデータを応用した可能蒸発散量分布図☆10mDEMによる斜度区分図☆LPデータによる崩壊斜面の地形解析1☆LPデータによる崩壊斜面の地形解析2
ボーリングコアを乱さず採取する技術とコアに方位をつける技術の特許取得。
ボーリングコアを乱さずに、しかも定方位で採取することができれば、そこから得られる地盤情報は飛躍的に向上します。この技術は、有限会社ACE試錐工業と株式会社東亜利根ボーリングと共同で特許を取得しています。
☆特殊コアビット【特許 第4611112号】☆特殊コアリフター【特許 第4611112号】☆沖積砂礫層を対象とした高精度コア☆定方位コア採取の概念図【特許 第4926295号】【特許 第5025034号】